カテゴリ:W杯( 39 )
文句なしの好試合…だったら良かったのにね
《スペインvsフランス》
レベル高けぇ〜。
息つく暇ないです。
お互いに守備の意識と連動性と技術が高過ぎて、攻守の切り替わりが物凄く早いです。
スペインはショートパスを細かく繋いで何とかフランスの穴を探す形。
しかし、フランス各選手のプレスに加え、マケレレとビエラとテュラムのボール奪取技術とパスカット能力が高すぎてなかなか難しく、セットプレーが鍵かな…と考えていたら、CKの流れからパブロの素晴らしい体の入れかたでPKゲット。
ビジャが決めて先制。

フランスはジダンに一回預けてからアンリが裏を狙う形が主体。
しかし、パブロを中心にラインコントロールがほぼ完璧でなかなか巧くいきません。
そんな中でビエラが攻撃参加していた時に良い形ができてる…と考えていたら、そのビエラからリベリがアンリを囮に裏へ飛び出して同点とします。
これじゃ試合中には書けません(笑)

後半に入りスペインは選手交代です。
局面での突破ができていなかったビジャとラウールに代えて、突破力のあるルイガルとホアキンを入れてます。
ジダンの運動量がなくなり攻撃の形が作れなくなってきたフランスに対して、効果的な選手交代で前線にを活性化させたスペインが試合の主導権を取ります。

さらに動きが今一つのシャビに代えてセナを投入。
NHKの馬鹿アナは交代ボードが出る前に誰でも予想がつくレベルのスペインの交代の意図が全く分からないようで、知名度のある選手が引っ込む度にイチイチ騒いで煩いです。

しかし、フランスはアンリが何もさせてもらえないのに痺れを切らしたのか、プジョールの手が顔に触ってもいないのに顔を押さえて倒れる名演技。
ここまでほぼ完璧に裁いていた主審もコロっと騙されてフランスのFK。
そして、後半は完全に消えていたジダンの右足からこの試合のキーマンのビエラが決めてフランスが勝ち越しです。

残り時間が少なくなってパブロを前線に上げたスペインはフランスのカウンターを止められず、ジダンが自らの最後のW杯に捧げるゴール。

胸をこづかれたのに顔を押さえたアンリのオスカーものの演技さえ除けば、この試合は本当に素晴らしい試合でした。
主審も騙されたこと以外は非常に良く裁いていたと思います。W杯の基準でなくセリエの基準で笛を吹いていましたけど。

しかし、NHKの馬鹿アナはどこをどう見たらジダンが90分間働いたように見えるのか不思議です。FKと最後のゴール以外は後半はほとんど消えていたのに。

まぁそんな訳でスペインは残念ながら負けてしまいましたけど、今回のスペインは掛け値無しに強かったと思います。

あれ?それじゃいつもと同じか(((・・;)
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by wandering_devil | 2006-06-28 06:22 | W杯
守備にスペクタクルはない
≪イタリアvsオージー≫
前日の睡眠時間が1時間半だったので最後の方はかなりウトウトでした。

前半はオージーの守備が非常に良く,イタリアもトーニの優れたボディバランスと技術で何度かチャンスを作ったものの,基本的にはピルロを抑えられて思うような攻撃が組み立てられません。
オージーもビドゥカとブレシアーノを中心に攻めていて,結構行けるんじゃないかと思うぐらいの展開で試合が進んでいました。

後半開始時点からイタリアはジラルディーノに代えてイアクィンタ投入。リッピのお気に入りはやはりピッポじゃないんですね。

しかし,後半開始直後にマテラッツィが得点機会阻止とも危険なタックルとも取り辛い程度のファウルで一発退場し,イタリアは已む無くトーニを下げて実質イアクィンタの1トップにします。
イタリアにはポルトガルのフィーゴやシモンのようにドリブルだけで前線まで持っていけるドリブラーはいないですから,前線で唯一身体的に勝てていたトーニをどうやって点を取る気なのか,リッピの考えは全く分かりませんでした。
そんな危惧を体現するかのようにそれからはオージーの独壇場。サイドを大きく使いながら何度もイタリアゴールに迫り,イタリア守備陣は集中力高く守りますが,如何せんイアクィンタの1トップでは何も出来ず防戦一方。大きくクリアしてはイアクィンタが競り負ける最低の展開。

そしてイタリアが勝つ方策が見えなかった後半30分に,リッピは体調芳しくないはずのトッティをデルピエロに代えて投入。ここでトッティを温存して負けてしまっても仕方ないですから当然の策でしょう。

しかし,それでも流れは相変わらずオージー。
このまま延長まで行ってイタリアの体力負けかな…と思った後半ロスタイムに,グロッソがエリア内で倒れて何故かPKの判定。
マテラッツィを変な判定で退場させたお詫びでしょうか??
これをトッティがしっかり決めてイタリアは辛くも勝利となりました。

どうなんでしょうね?FIFA国際大会お約束の大国有利のジャッジ発動ですか?

まぁ何にしてもロングボールだらけのイングランドよりは遥かにマシとは言え,イタリアの攻撃には何の魅力も感じられなかったです。見せ場はトーニの超人的な反転シュートぐらいでしたかね。
守備は確かに相変わらず組織だって集中力高く高次元の出来を見せていましたし,ブッフォンも現時点で世界No.1のGKと言っても過言ではない活躍してますけどね。

改めて言いますが,守備にはスペクタクルはないんですよ。

≪ウクライナvsスイス≫
TVを消さずに寝てたので,何度目か目が覚めたときにちょうどPK戦が始まるところでした。
1本目はシェヴァとシュトレーラーが止められ失敗。
2本目にミレブスキがど真ん中にループを大胆にも決めて,これでスイス選手が戸惑ったのかバルネッタ,カバニャスがバーとGKに止められてしまいます。
逆にレブロフとグゼフはきっちり決めて3-0でウクライナの勝利。
やはりPK戦って分からないものですねぇ。
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by wandering_devil | 2006-06-27 10:25 | W杯
ポルトガルは羽ばたく
≪ポルトガルvsオランダ≫
オレンジでないオランダに違和感たっぷりです。
ポルトガルの躍進を掲げる私としてはポルトガルに是非頑張ってもらいたいところですね。
ポルトガルは現状のベストメンバー。オランダはニステルをベンチに置き,今日はカイトを使ってきました。ファン・デルファールトも体調面ですかね,ベンチです。

序盤はオランダが良いプレスから果敢に攻め込んでいます。
ポルトガルは前の4人になかなか良いボールが入りませんが,前半7分にしてクリスティアーノがイエロー2枚をゲット。これが後々響いてくるかもしれませんね。
ただクリスティアーノの怪我が心配。

オランダはカイトをポストにファン・ペルシーとロッベンが仕掛ける攻撃。二人は積極的にシュート打ちますから怖いですね。

やっぱロッベンはダイバー疑惑かけられてますね。
怪しいぐらいですぐ倒れるから笛吹かれるんですよ。

クリスティアーノからデコ,デコからパウレタ,落としてマニシェのゴール!!
ポルトガル先制です。

しかし,この試合はレベル高いねぇ。両チームともに技術レベルも戦術レベルも組織レベルも非常に高いです。ちょっとしたミスでも命取りになりそうです。

クリスティアーノの足をクロスさせてのノールックはおしゃれですね。同じプレーをクロアチア戦でロナウジーニョがやっていましたが,クリスティアーノの顔でこれをやられると何かが違います(笑)

うわっ。クリスティアーノ壊されちゃった…。
シモンも悪くは無いけど次元が相当違いますからね。かなり痛いです。
クリスティアーノ泣きそうだし。女性ファンが同情しそうですね。

ファン・ペルシーの鬼のような切り返しで3人を手玉に転がしてからのシュートは凄いですね。

コスチーニャ気をつけてくれ。退場したらシャレにならないです。

ちょっとポルトガルがバタバタ気味。
前半終了間際にシモンが自陣ゴール前でファウルでオランダにFK。ただし,スナイデルのFKは枠を遥か超えます。

シモンが名誉挽回で右サイドを駆け上がり中央へ。パウレタが反転シュート。ファン・デルサールがナイスセーブ。

コスチーニャが無駄なハンドで退場してしまいました…。
やっぱ試合勘ないのか。モスクワの風は冷たかったんでしょうね。

そのまま前半は終わりましたが,あと45分どうなることやら。
ポルトガルはオランダよりはパス回しが早いのでボールキープ率でオランダに負けるのはどうでもいいですし,決定機もポルトガルの方が多かったですからね。ミゲルがEURO2004と同様にこのままロッベンを完封してくれればゲームプランどおりだったんですが…。
カウンターからパウレタ頼みの攻撃だけになってしまいそうですが,オランダの猛攻を凌いで勝ちきってもらいたいものです。

あら?パウレタ下げちゃった。どうやって点取るの??
とりあえず守備的にペティ,マニシェ,デコと並べて前にフィーゴとシモンを並べる陣形です。

コクーのシュートはクロスバー,ミゲルのシュートはファン・デルサールがはじく,ファン・ボメルのシュートはリカルドが防ぐドキドキの展開。

オランダはマタイセンに代えてファン・デルファールトを投入。耐えられるか?

カウンターからデコがFKをもらいます。シモンのFKは僅かに上。
オランダの猛攻は凄いし,カウンターから必ずシュートまで持っていってしまうポルトガルも凄いです。
そして何とボラルースがフィーゴに肘入れて2枚目のイエローで退場し10対10になってしまいました。
ポルトガルはデコを少し前目に上げてトップ下気味にしましたし,オランダは已む無くファン・ボメルを下げてヘイティンガをDFラインに入れてきました。
これでちょっと試合が落ち着くかな。

ファン・ペルシーがキレキレのドリブルから絶妙のクロスを上げるも誰も合わせず。

ロッベンに全く仕事をさせないミゲルが凄すぎ。そろそろダイビング発動?(笑)

レフェリーボールから再開したが,ヘイティンガの能無しがそのまま続行したためデコが激しいタックルでブロック。当然デコにカードが出るも,ヘイティンガの様子を覗き込んだペティをスナイデルが吹っ飛ばしてイエロー。その騒乱からラフプレーだらけ。
さらに遅延行為でデコまで退場し,ポルトガルはさらに一人減ります。

もう知らない…。

おいおい。オランダはクリスティアーノ,リカルド・カルバーリョに続いてリカルドまで壊す気かよ。

オランダがボールを持つと会場は指笛だらけ。
ポルトガルがなかなかボールを蹴らないと指笛だらけ。
会場はどちらの敵でもあるようです。

ポルトガルは守備的なチアゴをフィーゴに代えて投入。前に残るのはシモンだけ。
オランダはコクーを下げてヘッセルリンクを投入。

パワープレーからの怒涛のオランダの攻撃が続きますが非常に心臓に悪いです。

カウンターからポルトガルがキープを始めますが,ボールを奪い返したチアゴにファン・ボルンクホルストに2枚目のカードで退場でとうとう9対9…。

もうサッカーじゃないです。

こんなの試合じゃない。

ポルトガル逃げ切ったけどさ…。

コスチーニャ退場するまでは物凄く良い試合だったさ。

レベル高い試合だと思ったさ。

でも,これ…何だろう。

私は何が何だか全く分かりません。

【追記 5/26 10:15】
イエロー16枚が出た酷い乱戦でしたが,その辺の分析を新聞報道が一切していないので追記します。
主審がイエローを出す基準自体については今大会の平均的基準を上回るものではなかったです。もちろんW杯の標準であり,欧州リーグよりは当然辛目になっています。
また,ファウル以外のカードでは,リカルドの遅延行為は疑問符つきますが,デコの遅延行為は結構酷かったので2枚目のイエローも仕方なかったかと思います。
しかし,この試合でここまで主審がコントロールできないぐらい酷いものになったのは,ヘイティンガがフェアプレイ精神を忘れた行動に出たためです。

オランダの攻撃を凌いだポルトガルがカウンターに入った時に倒れてる選手がいたのを見て主審が試合を止めました。その後,レフェリーボールから再開するのですが,ヘイティンガが何を思ったかポルトガルにボールを返さずに20mぐらいドリブルを始めたのでデコがカード覚悟でふっ飛ばしました。
その倒れたヘイティンガを覗き込んでいたペティをスナイデルが突き飛ばしてからが大変な騒ぎに。エキサイトしまくりで両チームのチャージがラフ過ぎてこの試合の基準でいけばイエロー出まくり。

ちなみに主審がファン・デルサールは「主審が悪いと選手はフェアプレーをしなくなる。」と語っていますが,ヘイティンガの非紳士的な行動を主審のせいにするのはお門違いも甚だしいです。

マスコミはこういうことをきちっと書かないから審判の悪口だけが蔓延るんですよ。普段は審判の悪口を書いてる私もこの件だけは多少主審に同情します。荒れた試合になった後に判定の基準を緩くしたら怪我人が増えるだけですから。

【追記 6/26 13:30】
主審に同情はしてますが,こういう試合になったの二大理由の一つに主審の必要以上の干渉があったのは間違い事実ですし,彼の判定に納得なんかしてはいません。
ただ,主審だけを責めてヘイティンガの愚行を報道しないマスコミに憤りを感じているだけです。
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by wandering_devil | 2006-06-26 04:54 | W杯
小国の逆襲…とはいかず
《イングランドvsエクアドル》
イングランドはオーウェン故障の影響もあるのか、アンカーを置いた4-1-4-1のフォーメーションです。
ちなみにアンカーはキャリック。本来であればレドリー・キングのはずですが今大会は故障欠場ですので。
グループAを予想外に突破したエクアドルは波乱を起こせるのでしょうか?

立ち上がりにテリーの凡ミスからカルロス・テノリオが抜けますが、アシュリー・コールの猛スライディングで辛くも逃げます。

前半はイングランドはミドルぐらいで崩せてはいません。そもそもルーニーにボールが入ってないですからね。
エクアドルはロングボールとセットプレーに活路を見い出そうという作戦でしょうか。崩せるとすればハーグリーブスのところが狙い目ですかね。

ルーニーの叫ぶ顔は相変わらず怖いです。ヴァン・ヘルシングのフランケンシュタインを思い出しました(笑)

そんなロングボールとセットプレーしか見所のない前半が終了。このブロックはイングランドにとって美味しいなぁと思ってましたが、これじゃイングランドサポーターのブーイングも仕方ないですね。

後半早々ジェラードが左サイドで抜けて良いボールを中央に送りますが誰にも合わず。

エクアドルはロングボールから再三チャンスやCKを得ますが,如何せんキックの質が今ひとつ。

ルーニーに浮き球のパスが出ますが,エクアドルDFが体を張って防ぎます。やっぱり怒ったルーニー怖いです。

イングランドが良い位置でFK。そして針金君がスタンバイ。

…とその前にベッカムがニアにズドン。イングランド先制です。

ビクトリアうぜぇ (-_-;)

そう言えばビクトリアはベッカムにMLSへの移籍を勧めてるって話がありましたね。
MLSで活躍すればハリウッドのブランド店で店を貸切にしようとして「あなた達は誰ですか?ベッカムなんて知りません。」って言われて断られた仕返しができるとでも思っているのでしょうか(笑)

さて,両軍ベンチどう動きますか。針金君は出てこない模様。

先制して動きが良くなったイングランドに対し,パスミスが目立つようになりました。

右サイドに抜けたランパードからルーニーへ。合いませんが,ルーニーがランパードへグッジョブのサイン。笑顔も怖いです…。

そして今度は左サイドからルーニーが中央のランパードへお返しパスですが大きく外してしまいます。

ルーニーすげぇな。ベッカムへのスルーパス失敗も自ら強いシュート。先ほどの突破といい,相変わらず何でもできますよね。

イングランドはジョー・コールを下げてアンカーを2枚に。相変わらず現実的過ぎてエリクソンの采配はつまらないです。
しかし,攻撃的な選手を下げた影響かエクアドルに流れがいきそうな気配もあります。
エクアドルにクロスの精度があれば…ですが。

そして,そのまま終了。
イングランドは相変わらずつまらないサッカーやりますね。今大会はまともだったのは唯一スウェーデン戦ぐらいでしょうか。あれは接戦だったからかもしれないですけど。
何にしても次のオランダvsポルトガルの勝者には勝てそうに無いサッカーでした。
というか,こんな良い選手揃っているくせにこんなつまらないサッカーやるチームに勝ち進んで欲しくないです。

エクアドルは結局あまり攻め手がなく,序盤のカルロス・テノリオのシュートが入ってればもう少し違っていたんでしょうが,イングランドと退屈なサッカー対決に終始してしまいましたね。
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by wandering_devil | 2006-06-26 00:49 | W杯
予定調和?
《アルゼンチンvsメキシコ》
さすがにもう見てない試合が溜まり過ぎたので、全試合の感想を書くのは諦めて、残り試合はゆっくり見ることにしました。

86年以来の優勝を狙うアルゼンチンに3大会連続のベスト16のジンクスを破るべく望むメキシコが挑む戦い。

そのメキシコはいきなりラッシュをかけ、FKからボルヘッティを囮にファーでマルケスがスライディングで合わせる難易度の高いシュートで前半6分で先制します。

しかし、アルゼンチンも4分後にCKからクレスポが決めて同点。ボルヘッティのオウンゴール臭かったですがクレスポの足にも一応当たってるのでいいことにしましょう。

前半はメキシコが先制点の余波も借りてか積極的に、むしろ押し気味に試合を進め、どちらも個気味良くパスを繋ぐスタイルなだけに好試合が演出されていました。
前半はメキシコの足がよく動いていたので、エインセ&アジャラのベテランコンビはスピード不足で随分苦しめられていましたね。

しかし、それも後半10分過ぎまで。
後半15分にアルゼンチンがクレスポ→テベス、カンビアッソ→アイマールの2枚代えで勝負に出ると、流れはアルゼンチンへ。
更にサビオラ→メッシでアルゼンチンは加速。
足が止まり始めたリケルメからボールをもらってのドリブラー3人による共演が始まりました。

名付けて『カルテット・マラドーナ』!

正真正銘のマラドーナ2世カルテットですよ(笑)
本人が認めてるのはメッシだけですが…。

アルゼンチンのそんなペケルマンらしくない編成のために残りの選手達はカウンターの対処に大急がしでしたが、延長で3人が魅せたコンビネーションなんか垂涎ものでしたね。

しかし、決勝点は意外なところから。
ソリンのサイドチェンジのロングパスを胸でトラップしたマキシが落ち際をスーパーミドルボレー!
ロシのミドルやジュニーニョの完全無回転シュートに優るとも劣らないビューティフルシュートで試合は決まりました。

惜しくもまたベスト16で破れさったメキシコですが、この試合は集中力も高く非常に良いサッカーしてましたね。今回のW杯で一番出来が良かった気がします。
ボルヘッティがいたのも大きいですが、それ以上に強国相手に燃えた結果なのかな…と。ブラジルを倒したコンフェデを思い出しました。

そしてペケルマンは新しい形を見せてくれました。
アイマールとリケルメを横に並べるのではなく、運動量で劣るリケルメを後ろに、得点能力もありドリブルも巧いアイマールを前に縦に並べる関係を作るとは。アイマールの良いところが沢山見れましたし、私は本当に感無量です(笑)

《ドイツvsスウェーデン》
ドイツの下馬評を覆す快進撃を支えているのが絶好調のクローゼ。
バラックの柔らかいループパスから巧みなボディバランスで裏へ抜け、潰れたところをポボルスキーがごっつぁんゴール。
そしてドリブルで3人を引き付け、走り込んだポボルスキーへプレゼントゴール。
生憎自らのシュートは1本も決まりませんでしたが、この日の私的MOMは文句なしにクローゼです。
そしてバラックも好調ですね。前の大会はフィジカル的な強さとミドルが目立ってましたが、今大会は柔らかいパスも際立っています。

対するスウェーデンはクローゼを懸命にケアしていたのですが、そこをポボルスキーに突かれた感じ。
2点を先行されながらもカウンターから何度も攻めこみますが、ルチッチが2枚目のイエローで退場してからは苦しくなりましたね。
後半にはラーションがPKを大きく外したのもあり、何とも辛い敗戦となってしまいました。

ちなみにルチッチにレッドを出した時の主審の笑みに背筋がゾッとしたのは私だけなんでしょうか?
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by wandering_devil | 2006-06-25 21:44 | W杯
愚行による終幕
《チェコvsイタリア》
全チームに勝ち抜ける可能性も落ちる可能性もある唯一のグループの興味深い対決…のはずだったんですけどね。

ネスタが前半早々に負傷退場しますが、代役のマテラッツィがトッティの柔らかいCKから高い打点のヘッドで先制します。

対するチェコはFW不在を埋めるためにバロシュが強行復帰しますが、チェコが全体的に引き気味のために前線で完全に孤立。
たまに来るロングボールを必死にキープしようにもサポートが全くなく、その上イタリアの守備陣が2〜3人で囲むためにすぐサイドに追い込まれてしまいます。

そして前半終了間際、今日ガラセクの代わりに入っていたポラークがチェコを絶望の淵に追い込む愚行を犯します。
相手ゴール付近まで攻めこんだチェコがイタリアにボールを奪われますが、そこで正面すら向いてないトッティに全く意味のない後ろからのタックルで2枚目のイエローで退場。
速攻を食らう可能性もほぼ無く、止まれなかった訳でもなく、自ら退場になろうと考えたのでなければ頭が悪いのだとしか思えないほど理解ができない行動でしたね。

後半は一人少ないチェコが攻めこんではカウンターをイタリアに食らうという繰り返し。
バロシュの体調も悪そうですが、それ以上にサポートが皆無では何もしようがありません。

そして何度も繰り返すうちに途中出場のピッポがGKとの2対1の場面で当然決めて勝敗はほぼ確定。
チェコは残念ながらグループリーグで敗退することとなりました。

でも、今日の敗因はコラーが怪我したことでも、ロクベンツが出場停止だったことでも、強行復帰のバロシュの体調が悪かったことでもありません。
ひとえに一人の馬鹿者が愚行で試合をぶち壊したことです。

イタリアは守備陣が本当に良かったですね。スペースの消し方、囲んでのボールの奪い方が特に素晴らしいです。
それとトッティの調子が上がってきましたね。柔らかいパスを連発してました。

ちなみにチェコのストッキングって格好良いですよね。バロシュのように同色のスパイク履いてると特に映えますよね。
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by wandering_devil | 2006-06-23 01:02 | W杯
気の抜けたコーラのように…
《ドイツvsエクアドル》
エクアドルは引き分け以上でグループ1位通過になりますが、結局ドイツには歯が立たず完敗しました。
グループリーグ突破はどちらも確定しているの試合なので感想は簡単に。

クローゼは決定力のある良いストライカーになりましたね。
ただ、2点取ってからは妙に謙虚に自分が打てそうな時にもポドルスキーに譲ってたのは余裕の現れなんでしょうか。
そのポドルスキーはドイツ選手達の彼に取らせたいという気持ちのこもった沢山のラストパスを頂戴して、待望のW杯初得点。

しかし、ドイツで攻撃以上に目立ったのはフリングスを中心とした守備。
どうしてもフートの固い動きが気になりますが、酷評した初戦に比べると遥かに連携が良かったです。
これがスウェーデン相手にもう一度できるか…ですね。

対するエクアドルは前の2試合はなんだったのかと思うぐらい何もできず。ちょっとがっかりでしたね。

《ポルトガルvsメキシコ》
クリスティアーノ、パウレタ、デコ、コスティーニャと中盤以前の主力を大半休ませる余裕の試合。

確実にグループリーグ突破を決めるために積極的に攻めるメキシコに対し、カウンターからあっさりマニシェが先制のゴール。
さらにCKにマルケスが手を出してPK。シモンが決めて2-0。

アンゴラとの兼ね合いからそんな負け方は許されないメキシコはフォンセカがCKからゴール。

後半に入り、ミゲルがエリア内で倒してメキシコがPKを得ますが大きく外してしまいます。
そしてミゲルにつっかけたぺレスがミゲルが触る前に倒れはじめてシミュレーション。これが2枚目のカードで退場。

しかし、これ以降はポルトガルが安全策で回し始めるとリズムを完全に壊してしまい、アルゼンチンのように回しながら隙を探すはずがミスパスを連発したり、前で孤立したFWが囲まれてボールを取られたりと、全然イマイチな試合運びを始めます。
そんな消極的なポルトガルにメキシコが攻めこみますがシュートに全く精度がありません。
また、たまにポルトガルがカウンターからシュートまでいきますが、これも精度がなくスコアは全然動きませんでした。
そしてタイムアップの笛が響き、数分後にアンゴラ引き分けの報が入りメキシコの決勝トーナメントが決まります。

それほど真剣に勝とうとしていない飛車角桂馬落ちのポルトガルと勝ちたいのにシュート精度を欠くメキシコの対決はかなりイマイチな試合でしたね。
いかにもグループリーグの3戦目って試合でしたね。日本vsブラジルもこんな感じになるんですかね?
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by wandering_devil | 2006-06-22 20:02 | 未分類
消化不良
《ウクライナvsサウジアラビア》
初戦スペインに大敗したウクライナが完全に実力差のあるサウジアラビアをボコボコにしただけ。
シェフチェンコのファンとかなら面白かった試合なんでしょうが、私は正直この試合は面白さが分からなかったです。
確かにウクライナのゴールラッシュとなりましたが、シェフチェンコは1得点1アシスト以外にもチャンスはかなりあったにも関わらず、あれ?って思うシーンが多かったし、サウジアラビア相手なら当然でしょって感じじゃなかったですかね。
二点目のゴールも打った本人が入ったのを一番驚いてたし、技術的な凄さや戦術の妙味とかもなかったですよね。

ウクライナは何か気の抜けた場面も結構見られて、大差ついて集中力欠いてるのかなって感じもありました。
しかし、対するサウジアラビアにも絶対に引っくり返してやるって気迫も感じられなかったです。

なんだろう?
W杯なのに親善試合みたいな違和感を私は感じました。

まぁウクライナは初戦の得失点のロスを返せたのは良かったんでしょうし、チュニジアも軽く捻れるだろうからそれはそれで良いのかもしれないですけどね。
私としては、ウクライナにはブラジルやイングランドみたいな場馴れしたサッカーではなく、チェコみたいな気持ちの良いサッカーをして欲しかったからつまらなかったんだと思います。

また、アジアはこれで2試合ずつ終わった段階で韓国のたった1勝のみ。
今回の4.5というアジア枠の是非が論ぜられるでしょう。前回の日韓の成績が開催国だったことを考慮すれば、やはり多すぎたんでしょう。
次回からオーストラリアが入るとは言え、アジア枠は4が無難なとこなんでしょうね。
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by wandering_devil | 2006-06-20 20:34 | 未分類
スローテンポでは踊れない
《ブラジルvsオーストラリア》
ブラジルは前の試合同様にスローテンポな試合運びでイマイチな展開でした。
それもそのはず。
前線のロナウドがほとんど動かないから、スペースはないので幾ら技術に秀でたブラジルと言えどやりようがありません。

しかし、だからと言ってオーストラリアのペースになることもありません。ゼ・ロベルトを筆頭にタックル巧すぎですから。きちんとボールに行ってボールごと相手まで刈っちゃうので、倒された相手はストレス溜るしボールは取られるしで踏んだり蹴ったりの連続でした。

そんなグダグダな展開を打開したのはアドリアーノ。
ロナウドがこの日の唯一と言える仕事をします。エリア外側で数人を引き付けてアドリアーノにパス。
そのアドリアーノが切り返して二人を外して左足一閃。素晴らしいコースに飛んでブラジルが先制します。

先行されたオーストラリアは攻撃的な選手を続々と投入すると、ブラジルもロビーニョを投入します。
前の試合同様にこれで流れが変わります。
ロビーニョが精力的に走ることでスペースを作り、そのスペースでブラジルの選手達が活き活きと好き勝手にやり始めます。

そして途中出場のフレッヂがエリア内から右に流し、走り込んだロビーニョがシュート。これがポストに当たるもフレッヂがきちんと詰めて2-0で勝負あり。

ブラジルは再三書いてますが、ロナウドではなくロビーニョを入れてのカルテット・マジコがベストの布陣なのは間違いないです。
日本戦はどちらなんですかね?
どちらにしても、W杯の一次リーグで未だかつて負けたことのないブラジルが3点差で負けてくれるとは思えないですけどね(笑)

《フランスvs韓国》
前半はフランスが攻める、攻める、圧倒的に攻める、そして9分であっさりアンリが先制ゴール。

その後も韓国はほとんど攻めることができずに前半は終わってしまいました(シュート1本)。

しかし、後半に入るとフランスに比べて韓国の運動量が落ちないため、多少は韓国もチャンスを作れるようになります。

そして、このままフランスが逃げ切るかと思った後半36分にシュートのこぼれ球をパク・チソンが渾身の気合いで押し込んで何と同点ゴール。

初戦スイスと引き分けてためどうしても勝ちたいフランスは怒涛の猛攻。
しかし、アンリがレ・ブルーではよく見られるように決定的なシュートを外してしまいます。
そしてドメネクはジダンを外してトレゼゲを投入しますが、残り数分ではトレゼゲに良いボールが入るわけがなくタイムアップ。

フランスはジダンが次節出場停止ですが、トーゴに勝たなければ、この韓国戦が『ジズーの現役最後の姿』となってしまいます。

果たしてドメネクはトレゼゲを使うのか?
まだ懲りずにアンリの希望に沿う選手起用をするようではジズーは二度と踊れない…と私は思います。

《スイスvsトーゴ》
やはりスイスは強いです。
圧倒的に支配した序盤に美しい連携でフレイが先制ゴール。

しかし、トーゴが前半のうちに選手を入れ替えると息を吹き替えし、韓国戦よりキレのあるアデバヨールを中心に幾度もチャンスを作ります。

ところがスイスが後半開始時点からハカン・ヤキンを入れると、この采配が大当たり。
引き気味の位置からハカン・ヤキンが溜めを作り、また自らもシュートを放ち、トーゴに傾いた流れを引き戻します。
一方のトーゴも果敢にスイスゴールに迫りますが決定力を欠き決められません。
そして前の韓国戦同様に終盤に動けなくなったトーゴをスイスがやりたい放題。
バルネッタが綺麗なシュートを決めて2-0で快勝。

スイスは得失点差で韓国の上に立って韓国を迎え撃つことになりました。
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by wandering_devil | 2006-06-20 00:32 | 未分類
明日のために(予習編)
今日は日本代表にとって運命のクロアチア戦です。

フォーメーションを4-4-2にするとか、ジーコの言うことをヒデが納得してないとか、俊輔と加地がプルショをどう抑えるとか、そんな枝葉のことはこの際どうでもいいです。

大事なのは、

『クロアチアより走る、打つ、決める』

ただそれだけ。
勝ち方なんかどうでもいい。
そんなことを言える立場になんかいやしない。
ブラジルに引き分け以上がノルマなんていう可能性がほとんどない十字架を日本は背負っているんです。

死ぬ気で相手より走れ!
役割が明確でなかったら自分が相手に飛込め。!
もう言い訳なんか聞きたくない!
気持ちが見える試合をしてくれ!

例え全敗に終わったとしても、これが日本のサッカーだと世界に胸を張って言える、そんな気持ちの入ったサッカーを日本国民は見たいんです。
そうすることで可能性が1%にも満たないグループリーグ突破が初めて見えてくるのですから。


《サウジアラビアvsチュニジア》
アジア繋がりでサウジの試合。
寝落ちしてたので、続きを見ました。

前半はチュニジアの攻勢が続き、サウジアラビアは決定的なチャンスを作れません。
そしてFKのこぼれ球をジャジリが豪快にボレーで叩き込んでチュニジアが先制します。エリア内に限定すればW杯で一番豪快なゴールかもしれません。

サウジアラビアはシュート数はそれなりにあるもののゴールの気配はあまり感じられないまま前半を終えます。

しかし、ハーフタイムで何が起こったのかと聞きたくなるぐらい後半に入ると状況が一変します。
後半は開始早々からひたすらサウジアラビアの猛攻。チュニジアはカウンターすら成立せず、ひたすら耐えるだけ。
当然ながら耐えられる訳がなく、右サイドからの低いセンタリングをアルカフタニがニアに綺麗に流し込んで同点。
サウジアラビアの攻勢は続き、勝負を決めるためにアルカフタニに代えてアルジャバーを投入します。
アルジャバーは94W杯でサウジアラビアのW杯初勝利をもたらしたゴールを決めた同国の英雄的選手です。
そしてそのアルジャバーが投入直後に仕事をします。
カウンターから2対2の状況を作り出し、DFを引き付けた僚友のパスを落ち着いてファーに流し込んで逆転のゴール。

この後もサウジアラビアの攻勢は続き、サウジアラビアの勝利を確信したロスタイム残り2分のことでした。
チュニジアのジャイディが起死回生の同点ゴール。
勝負は痛み分けとなりました。

しかし、サウジアラビアは4年前の屈辱を晴らすために必死に戦ってましたし、チュニジアも最後まで諦めずに同点に持ち込みました。
こういう気持ちの入った試合を日本代表にも期待したいですね。
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by wandering_devil | 2006-06-18 21:38 | W杯


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