それぞれの美学
《イタリアvsウクライナ》
今期限りでイタリアを去るシェフチェンコがイタリア相手にどれだけやるのか注目が集まった試合でした。
しかし、これまで消極的な試合をこれまで見せていたイタリアが立ち上がりから攻めこみます。
それもトーニ、トッティ、ピルロのいつもの縦のラインだけでなく、カモラネージやザンブロッタ等も連動した素晴らしい攻撃を見せ、ドリブルで切れこんだザンブロッタのミドルであっさり先制し、この日はどれだけやるのかとワクワクしましたね。

でも、そこで期待を裏切るのがイタリアの美学。
『1-0の勝利がもっとも美しい』の格言どおりにそこからは守備的な戦術にシフト。
攻撃は大半が縦のラインだけになり、序盤のボール支配率はどこへ行ったのか前半終了時には支配率で50%を大きく割っていました。
それでもこの日はカウンターから幾度か効果的な攻めを見せ、守備陣は相変わらずしっかり守って結果は3-0の圧勝。
私の好みはさておきイタリアらしい勝ち方でしっかりと準決勝進出を決めました。疲労も4チームの中では一番少なそうですし、有利なドローを最大限に活かす可能性もありそうです。
イタリア恐るべし。

《ブラジルvsフランス》
フランス大会のメンバーが多数残るチーム同士の対決でした。
マスコミの戦前の予想に反し、ブラジルのペースにはならないどころか、ビエラ&マケレレに中盤が抑え込まれ効果的な攻めすら見せることができません。
フランスは前のスペイン戦に比べるとリベリーを多用し、大事なところでジダンが働き、更にビエラが果敢に飛込む素晴らしい攻撃を見せます。
これにより後半になってもジダンのスタミナが切れることがなかったですし、アンリがラインコントロールに苦しめられることがなかったために活き活きとプレーできていました。
ブラジルは散発的な攻撃しかできないのだから勝敗の帰結は明らか。
ジダンのFKから何故か完全にフリーだったアンリに叩き込まれジ・エンド。
こんな結果になることは前の2試合を見れば予想できる結果だったのかもしれません。
私もブラジルがこんな調子では優勝することはないと会社の人達に公言してましたが、フランスがここまで完勝するとは…。
私の予想以上だったのはジダン。スペイン戦の様にスタミナ切れを起こすかと思ったら最後まで集中を切らさず良いプレーを見せてくれました。
でも、私の考えるフランスのここまでの戦いの最大の功労者はボランチの二人です。特にビエラは攻守両面で最高です。もしフランスが優勝したとしても彼がMVPに選ばれることはないのでしょうが、こういう選手をもっと評価して欲しいですね。

《ポルトガルvsイングランド》
イングランドも今大会最高のゲームが負けた試合とは災難でしたね。
ポルトガル好きの私から見れば、2年前のEURO同様に実力のあるチームが順当勝ちしただけで別に驚くことでもないんですが、世間的には違うようです。
むしろ私的にはPK戦での勝利が引き分け扱いのために、フェリペの連勝記録が止まったことが悔しいぐらいです…。

まぁイングランドファンへの挑発はこれぐらいにするとして、かなり良い試合でしたね。
ポルトガルはデコ不在を感じませんでしたし、イングランドはベッカムの離脱やルーニーの退場を全員がカバーしてましたので、どちらが勝ってもおかしくなかったと思います。
ただ、PK戦になればリカルドの方がロビンソンより上なのは分かっていたので、私はPK戦でも全く心配してなかったです。
実際、ポルトガルは2人が枠を外しましたが、リカルドは3人を完璧に止めましたからね。
アルゼンチンがアボンダンシエリの負傷交代で最後に泣いたのと同じでトーナメント戦はGKは本当に大事ですよね。

ポルトガルの次の相手はフランスです。EURO2000で不可解な判定で敗れた雪辱を果たさねばなりません。
マスコミは例によって例の如くポルトガルを4チームの中で一番格下扱いするんでしょうが、そうはいきません( ̄ー ̄)
パウレタ得点王はほぼ諦めましたが、フィーゴにMVPをあげたいですから。
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by wandering_devil | 2006-07-02 22:21 | W杯
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